解放感

昨夜、遅くまで原稿を書いていた。ろくに進まなかったが。そのわりに興奮状態がなかなか解けず、寝付けなくなってしまった。よくある。日々のサイクルの中に書く時間を上手に確保している人にはこういう事態は起こらないのかもしれない。あと、単純に寝付きの良い人にも。

だから今朝は眠かった。今日はたまたま普段より1時間早く出勤する日だったこともあって、寝不足で仕事に行く羽目になった。ただ、曲がりなりにも職場にも少し馴染んできたので、いやー今日実は寝不足で頭働いてないんですよね、などと気楽に話すことができて、なんとなく楽だった。これが言えるか言えないかで辛さの度合いがだいぶ変わってくる。

かれこれしているうちに再び夜。眠たいのに漫画を読んだり、小説を手に取ってみたり、さらには辞書なしではろくに読めもしないのに外国語の本をパラパラめくったり。何をしたとも言えないような過ごした方ではあったが、これがまたなんとも心地よかった。あんまり疲れてるもんだから、気合いのいる活動はそもそもできない。無理してやってもろくなことにならない。そう開き直ったところ、普段ならほとんど感じない心地よさが生まれた。そもそも期待が、選択肢が(主観的には)ないのだから、やらなきゃいけないのにやってないという普段の焦りがない。眠りが来るのを待つだけ。良い夜だった。