この間のこと

この間、いろいろ変化があった。

論文が査読に通った。学会論文を曲がりなりにも出せたのは自分にとっては大きい。本当なら早速次のことを考えたいが、資格の試験があるので一旦頭を切り替えなければならない。

必要があって正社員になった。正直、これを長く続けるのはしんどいなと思う。しかし、昨日か一昨日あたりも、雇用情勢が厳しくなっていることが報じられていたこの情勢下、喜ぶべきことなのかもしれない。実際、何かにつけて金は必要だし、経歴の面でもメリットがないわけではない。それでも自分のことがほとんどできないのはつらい、と思ったんだけど、この正社員雇用は経歴の面では先の自分を生かすためのものという意味で、まさしく自分のことをやっていることになるのか。下積みというか。仕方ないか。結局のところ、別のどこかへ繋がっていくはずだという感覚でやっているんだと思う。ここではないと思っているんだと思う。

縁あって、車を手に入れた。以前よりはるかに動きやすくなった。主に通勤と雑事にかかる手間が圧倒的に減った。町が狭くなった。町中への移動も、電車に比べてある種の手間が増える場合でも車を前提に考えるようになった。全体として、コストはかかるが何かと楽になる。生活水準が上がるという場合、この両面が含意されているんだろうなと思った。それで、週末ごとに用事のついでにソフトクリームを食べに行くのを楽しみにしている。俺は何をやってんだろうなと思う。

スケボーを始めてみた。もっとも、ちょっとした移動に使えればそれで良くて、それ以上は今のところ求めていない。滑るのは楽しい。メタ的に見ると、これを始めたことによって、その気になれば自分はまだ気軽に何か新しいことを始められるのだということを感覚的に思い出せたのが良かった気がする。バスケを観戦し始めたときもそういう感覚があった。特にこの間はずっと机に座ることが多かったから、そうではない趣味が見たかったのが良かったんだと思う。